2009.11 /「Art Kawasaki 2009」

関 直美

鉄鉱石が気になった。

日本を牽引した重工業の象徴である。

ひとつを測ってみる。w160xw85xh140cm。何トンあるだろうか。現在はこのような大きな塊ではなく、小さく砕いて船積みされてくるそうだ。

この鉄鉱石を包んでみたくなった。その歴史ごと。ただいま制作中。どうなるのか、暗中模索している。鉄鉱石が置かれた「場」_空間そのものを使う試みは、ここでしかできない醍醐味である。