Art Bio Toilet Project

関 直美 / 作品コメント / 2019



水洗の歴史はローマの昔からあったようだ。
日本においては下水道の完備と共に、高度成長期の集合住宅から一般に普及した。そして私たちは当たり前のように排泄後いつもの通りに水洗ノブをひくのだが、この何でもない行為から、日常の何気ない動作を改めて考えてみる。
便利、簡単と思っているいつもの習慣を、ちょっと立ち止まって俯瞰してみる。
それは社会の有様を改めて考えてみる糸口。


仕組み

実際には、木のチップを排泄物と撹拌し微生物によって分解、堆肥として地に還元するが、今回は仕組みのみを提示する。
コンポストトイレの撹拌の部分に歯車をつけて大きな歯車に接続、大きな歯車を一回転すると小さい歯車は四回転し、排泄物が混ざった木チップは4撹拌できる。



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